ぱっと見たところまだまだ大丈夫そうですが、所々雨漏りしているとの事
ドローンで見ても瓦のズレは見えませんが、2カ所ほど雨漏りしているそうです
瓦の性能による強風時の吹込みが雨漏りの原因と考えられます
そうなると瓦を撤去して下葺から遣り替えないと解決しません
壁際の雨漏りも心配です。この面は割れた瓦をモルタルで補修した跡がありました。
古いルーフィングもすべて撤去して野地を確認しました
野地がしっかりしたらゴムアスルーフィングを張っていきます
縦桟の上に墨を打ち瓦を引掛ける瓦桟を打っていきます
しっかりと瓦桟に引っかかるように瓦を葺いていきステンレスのビスで瓦1枚に付き2本ずつ留めていきます
隅棟が納まりました。先ほどの木材にビスで留めつけますので、地震が来てもズレ落ちたりしません
こちらのお宅は屋根裏の換気部材を取付いたしました。屋根のてっぺんに近い部分の野地を切り取り、ここから屋根裏の熱気や湿気を排出します
この様に瓦と瓦の隙間から屋根裏の熱や湿気を排出します
換気部材は床面積で異なりますが、このお宅は4カ所入れました。見た目にはわからないですが、雪が降ったりしたら換気部材の所だけ雪が解けるので良く分かります。
本棟もこの金具に注入材をビス留めして棟の冠瓦をビス留めします。この工法を「強力棟施工」と言います